インターネット・バードソンは約2週間の期間にフィールドノート(Ver2・3どちらでも利用可能)に登録した野鳥の種数を競う競技です。観察種数はWebサイトで1時間ごとに更新されます。 このイベントは終了しました。結果はバードリサーチ・ニュースで報告しています。
参加方法
期間中にフィールドノートに野鳥を記録すると、インターネット・バードソンに参加できます。参加申し込みは必要ありません。
2023年1月1日~15日にバードウォッチングをする。
観察した野鳥をフィールドノートに記録する。(1月15日までの観察記録を16日深夜24時まで受け付けます)
自分の順位を見る。
この鳥を探してください!
インターネット・バードソンの終了後に、皆さんの野鳥記録を分析して報告します。今回は3つのテーマで記録を分析します。
カモの性比調査
2014~16年の冬に実施したカモの性比調査では、ホシハジロとコガモで北へ行くほどオスが多くなる傾向が見られました。特にホシハジロは九州では性比が半々くらいなのが、東日本では8割以上がオスという群がよく見られました。前回調査に比べてカモ類の性比に変化があるかを調べてみましょう。カモの雌雄別の数は、フィールドノートに入力した種名をタップして詳細情報に登録できます。カモの性比調査についてはこちらのサイトもご覧ください。
コブハクチョウ調査
日本に生息するコブハクチョウのほとんどは、飼育個体が野生化した外来種だと考えられています。日本で野外飼育が始まっておよそ70年が経ち、野生化個体が徐々に広まっていますが、国内にどのくらいのコブハクチョウがいるのかは分かっていません。野外飼育も含めて、ケージに入っていないコブハクチョウのいる場所をフィールドノートに記録してください。コブハクチョウ調査のページでも説明しています。
トモエガモ調査
トモエガモは東アジアだけに生息する種で、ロシアで繁殖し、日本、韓国、中国で越冬します。日本では数が減って絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されていますが、2017年頃から越冬数が驚くほど増え、昨シーズンは全国で15万羽以上が記録されました。正確な越冬数を知るため、トモエガモを見つけたら数を記録してください。この調査は加賀市鴨池観察館と協同で実施しています。
インターネット・バードソン賞品
賞品へのにエントリーは終了しました。当選発表は商品の発送をもって代えさせていただきます。
BIRDER賞 フィールド図鑑 日本の野鳥
全国順位トップ10位以内の方から抽選で1名。
日本の鳥658種(外来種22種を含む)を掲載したイラストによる識別図鑑。雌雄や齢、季節による羽衣の違い、飛翔や特徴的な生態を精細なイラストで紹介。類似種との識別や行動・習性など解説も充実。初版から160㌘も軽くなり携帯性が大幅に向上。200点以上のイラストを差し替え・追加し、よりフィールドで使いやすくなったイラスト野鳥図鑑の決定版。[解説文は文一総合出版ホームページより一部流用]
サロベツエコネットワーク賞 トートバッグ(1名)
道北最大のガンカモ類の中継地であるペンケ沼と日本海、利尻山を背景にオオヒシクイとマガンが飛ぶ、サロベツエコネットワークのオリジナルトートバッグです。綿100%で内ポケットもついています。 サイズは縦30x幅40x幅10センチです。A4サイズがすっぽり入り、丈夫な生地で作られているため耐久性もあります。
籠島恵介賞 シャルル・ボナパルトの時代(1名)
ナポレオンの甥に産まれたシャルル・ボナパルトは数々の新種を命名した鳥類学者です。日本の種ではアシナガシギ、ハリオシギ、イワツバメ、クロアゴヒメアオバト、アカガシラサギ、ミズカキチドリ、ルリカケスが彼の記載によるものだそうです。ボナパルトカモメはシャルル・ボナパルトに献名されたものだとか。テミンクやオーデュボンなど多くの鳥類学者が登場します。
黒沢令子賞 フィンチの嘴 文庫版(2名)
ガラパゴス諸島でダーウィンフィンチ類を研究して「進化」とは現在進行形でおきている現象だということを実証したグラント夫妻の事例に基づいた科学ドキュメンタリー。今なお読み継がれる1995年のピュリッツァー賞受賞作です。本書を読めば、野外研究の醍醐味や鳥の種のあり方に一層感慨が深まるでしょう。
黒沢令子賞 ハナバチが作った美しい食卓(2名)
鳥だけを見ていると気づかない自然界の働き者がいます。鳥も人も大好きな植物の実が実るのは、ハナバチの活躍があってこそ。ツバキの花にくるメジロやヒヨドリを眺めながら、こうした自然界の裏方の世界を覗いてはいかがでしょうか。
中村眞樹子賞 カラス対応マニュアル&クリアフォルダ(5名)
NPO法人札幌カラス研究会が作成したマニュアルとクリアフォルダです。カラスの種類、生態の解説と、市街地での営巣が問題になった場合の対応方法がまとめられています。なおクリアフォルダは2種類あり、写真とは違う図柄になる場合もあります。
バードリサーチ賞
美しい鳴き声が聞こえる 日本の野鳥図鑑(1名)
身近な場所で観察できる野鳥の図鑑で、スマートフォンのカメラをかざせば、バードリサーチ提供の野鳥の鳴き声音源を聴くことができます。
日本のタカ学 生態と保全(1名)
日本に生息するタカ類についての研究成果や保全の課題がまとめられています。バードリサーチの植田睦之がオオワシとオジロワシの渡りの章を執筆しました。
バードリサーチ特製野帳(5名)
電子のフィールドノートでバードソンをすると、紙のフィールドノートが当たります。今年はモズが表紙です。